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佐久間 一幸; Zheleznyak, M.*; 難波 謙二*
no journal, ,
陸域に沈着した放射性セシウムが河川を通じて貯水池や海洋へ、どの程度流出しているのかを把握することは、事故直後から今後にかけても、住民や自治体の安心・安全を考える上で非常に重要である。観測からCs流出量を算出するには、水位や濁度の連続観測、河川水中のCs濃度等、プロセスが多く調査自体が容易ではない。そこで、降水量から容易に河川流量を予測できるタンクモデル、土砂流出量およびCs濃度はそれぞれ、河川流量-土砂流出量関係式および2成分減衰モデルといった経験式を基に構築し、誰でも簡易に使用できるモデルを開発した。開発したモデルを用いて、阿武隈川および福島県浜通りの2級河川を対象に、事故初期から2017年にかけて、各流域から海洋へ流出するCs量を推定した。